手紙〜あなたに会えてよかった〜

最近、再びタイヨウのうたのドラマを見始めました。今回見終わると
4回通して見たことになるのかな。
なぜかこのドラマは何回見ても飽きない魅力がある。見ている時間が
あっという間に過ぎていくように感じる。
別に、このドラマには深い感動があるわけでもないと思う。深いメッセージが
込められているわけではないと思う。だけど、このドラマには夢中になって
見入ってしまう何かがあると感じている。
このドラマを見ていると思うことは、自分は、限りある時間をどれだけ一生懸命
生きていくのか。また、いままで自分は限りある時間を一生懸命生きてきたの
だろうか、と。


多くの人は、「自分の人生はまだ長いからまた次がある」
というような発想で、【今】を妥協して先延ばしにしてしまうことも
あるだろう。自分自身もそういう傾向があるし、そのこと自体は悪いこと
だとは思わない。しかし、時には【今】としっかり向き合って全力で
駆け抜けることも大事なのかもなと、このドラマを見ることによって
改めて思いなおした。


明日から そんな自分に 明日なし


といったところでしょうか。

さて、そんなタイヨウのうたで共演した沢尻エリカ山田孝之が出演
している映画「手紙〜あなたに会えてよかった〜」、この映画がボクにとって
初めて劇場で涙した映画であることは先日の日記で書きましたが、
この物語で個人的に気になっていることがあるので、本日のテーマとして
書きたいと思います。

それは、この映画の最後の部分です。剛志と直貴の関係はどうなったのか
ということです。
原作では、最後のシーンで兄が泣いている姿を見て弟が
「声が出ない」
というシーンで終わってしまいますが、映画ではある程度の描写を
しています。
いったい、彼らはどのような関係になったのでしょうか。
ボクは、直貴は兄と縁は切ったけど、心の中では「兄貴は兄貴」と
思って今後生きていく。もう、会うことはないけれど心の中で
生き続けるという結論なのかなと思っています。

しかし一方では、やはり兄貴は兄貴だから縁は切らずにもう一度
兄と家族の幸せの両方が達成できる道を模索していく。という
結論に結びつけることも出来ます。

ボクは明らかに結論は前者だと思ってはいるのですが、いったいこの物語が
伝えたかったことは何なのか、そして筆者が想像した結論はいったい
どちらなのでしょうか。

しばらくは妄想に耽りながら、この【手紙】という物語に思いを馳せる
日々が続きそうです。

そういえば、ついに「幸福な食卓」が公開されましたね。見にいかなくては。