…兄貴、この手紙は、俺から送る最後の手紙になる

久しぶりに日記を書こうかと。
先ほど旅行から帰ってきました。山口県まで2泊3日の旅をしてきました。
なかなか普段目にすることのない江戸時代の遺跡に触れ、少し新鮮な
気分を味わうことが出来ました。

さてさて、この前ですが、恥ずかしながら初めて映画館で泣いてしまいました。
しかも一人で見に行っていました。一人でひたすら泣いていました。
いままで映画館で一度も泣いたことがなかった(泣くのが恥ずかしいので
こらえる性格なので)ボクが、初めて泣いた作品…それは…
タイトルの

…兄貴、この手紙は、俺から送る最後の手紙になる

というセリフが印象的な【手紙】という作品でした。
途中から涙がこぼれそうになることが多々あったのですが、最後の刑務所
でのシーンで

…俺の兄貴はすっげー馬鹿でね 性格悪いし、女にもてないし、何やっても
ドジだしね
…でもさ〜、しょうがね〜んだよ、血がつながっちゃってるから
…俺の兄貴だから、たった一人の...これからもな

と言っているところで、堪え切れなくなりました。
この作品は、もう1回映画館で見るなり、DVDで見るなりして、
自分の視点で考えてみて、またこの日記で書きたいとは思っていますが、
1回見ただけでちょいと感じたことを。

やはり、この映画でポイントとなるのは

『差別』

ということでしょう。多くの人は『差別』という言葉を否定すると思います。
…差別は良くない…と。…人は皆平等だ…と。
しかし、この映画ではある部分では差別を肯定しています。そこがボクには
凄く新鮮でした。


【差別のない国を探すんじゃない。君はここで生きていくんだ。】


この物語の場合は、強盗殺人犯の弟ということで、お笑い(原作では音楽)・
恋人・会社生活などたくさんのものを失ってきた主人公が、「自分は
強盗殺人犯の弟だから」という理由で差別されている、だから差別の
ないところへ行きたい。という、ある意味では自分は悲劇のヒーローである
と思っていたところに、会社の社長や由美子の言葉を聞いて、
差別の中で生きていく決心をするわけである。

この物語で言っている差別とは少し種類が変わってくるけれど、
いわゆる世の中で差別と言われていることを肯定することが決して
良い事だとは言わない。だけど、差別を無くすことは不可能。だって、
人間は一人一人違うから。だから差別をなくそうというよりは
差別がある中でどうやってみんなが差別を認め合い、共存して
生きていくのかが重要なのかもしれないと、この映画を見て感じた。


まあ、酔っ払っているため何を書きたいかよく分からなくなってきたので、
この映画を見て感じたことは、詳しくはまた今度書きます。


ところで、この映画でも「タイヨウのうた」でも「1リットルの涙」でも
そうですが、沢尻エリカが演じる役はどうしてこうも魅力的なんでしょう…
いままでは田中麗奈が一番好きだったけど、沢尻エリカが一番いいかも
って思い始めている今日この頃です…