復活

今日は【復活】をテーマに書きたいと思う。
復活を遂げた人
復活することを信じている人
そして復活したい人


ラファエル・ファン・デル・ファールト
オランダ代表のサッカー選手で、現在ハンブルガーSVに所属している。
アヤックスで育ち、アヤックスを担い将来を渇望されたプレーヤー。
しかし、現在はかつてのアヤックスでの輝きを失っている。
たしかにアヤックス時代から好不調の波が激しい選手ではあったが、
今シーズンの彼は「不調」という言葉だけでは表現できないほど
どん底だった気がした。
所属しているハンブルガーSVも各国代表クラスを多数揃えながらも
最下位に甘んじると言う、まさに個人もチームも落ちるところまで
落ちていた。
しかし、そんなハンブルガーSVもボルシア・ドルトムント
ヴェルダー・ブレーメンという中堅・強豪チームに連勝し、
ようやく本領を発揮しはじめた。
そんなハンブルガーSVの復活と共に復活したのが
ラファエル・ファン・デル・ファールトである。
2試合で3ゴール。これは完全に復活したと言っていいだろう。
好調時はファンタスティックなプレーを見せてくれる彼。
オランダサッカーの中盤の至宝の復活を喜ばない手はない。
ラファエル・ファン・デル・ファールト
今後、彼から目が離せない。


桑田真澄
ボクが最も尊敬しているスポーツ選手。
かつての輝きは失われているものの、彼を尊敬するプロ野球選手は
後を絶たない。彼の行き方・哲学は誰にもまねできない魅力を持っている。
そんな桑田はいまアメリカのマイナーリーグに舞台を移して頑張っている。
おそらく実力的にはメジャーで活躍することは難しいであろう。
だけど、桑田ほどの選手であれば復活できることを信じたいし、
一度だけでいいからメジャーの舞台で彼の投球術の真骨頂を
披露している姿を目に焼き付けておきたい。


そして、ボク自身。
幸福な食卓」の小説に、まさに今のボクがボク自身に感じていることを
表現してくれている一文があった。
「昔はうまく回っていたのに、歳を重ねるごとに少しずつ少しずつ
ずれていって、もうどうしようもないくらいにずれていって」
という文章である。ちなみにこの後は「ゼロに戻すには死ぬしか
ないんだなって」と続くが、さすがにここまでは思っていません。
んで、今のボク自身もかつてはうまく回っていたのに、社会人になってから
少しずつ少しずつ何かがずれていっていて、気づけば相当にずれちゃって
もう自分の力では戻せないんじゃないかって思うくらいまでずれちゃって…
それで、昨年の10月〜1月の頭くらいまではやる気も失せて、
自暴自棄にもなって、半ば諦めちゃって…というボロボロの状態だった。
だけど、最近は復活しつつある自分を感じている。完全に失っていた
自信も少しずつ取り戻しつつある。完全にずれて回らなくなっていた
歯車も、少しずつ少しずつ回るようになってきているようにも感じる。
この調子で行けば、桜が咲く頃には完全復活宣言を出せそうだ。