あの時のブダペストのままでいて…

いまアテンションプリーズが放送されている時間ですね。ボクは全く見る気が
しないので見ていませんが、ボクの周りではどうも好評のようです。
理由は「キャストがいいから」だそうで… しかも上戸彩ではなくて相武紗季
人気みたいで… 相武紗季ってそんなにいいんですかね?ボクには
よく分かりません。
22時からのブスの瞳に恋してるが楽しみです。


さて、話を本題に移しまして、今日はハンガリーについての日記を書こうかと。
ハンガリーはご存知の通り中欧の国、つまり旧社会主義国です。現在はEU
加盟しており、市場経済への道を辿っています。ただ、ボクが現地を訪れて
感じた限りでは(世間的にもよく言われていますが)、市場経済の負の面が
出てしまっている状態であるように思います。計画経済時代は治安もよく
貧富の差もあまり無かったようですが、現在では治安も悪くなり(っていっても
かなり安全のように感じたけど)、貧富の差も大きくなってきていると
いわれています。


そんなハンガリー。現在は財政赤字GDP比で6%もあるらしく、このままでは
2010年に予定している単一通貨ユーロ導入が絶望的な状態です。
ユーロを導入するためには財政赤字GDP比で3%以下に抑えることが必要
なのです。


…で、2010年のユーロの導入は無理かもしれないけど、いつかは
ユーロに切り替わることでしょう。ちなみに現在のハンガリーの通貨は
フォリントです。
そして、ユーロに切り替わったら大幅なインフレが起きると
予想されると聞きます。というかEUに加盟して以来、もうかなりの
インフレが起きているようですが。


ハンガリーは、ボクの大好きな国の一つです。今年の2月に訪れた際に、
街が持つ独特の雰囲気に魅了されました。重厚な建築物、ドナウ川
雄大な流れ、そしてドナウ川を見下ろす王宮の丘の素晴らしさ、
そしてドナウ川にかかるくさり橋の見事なまでの夜景…
ブダペストは、いわゆる「歴史遺産」というものは少ないかもしれない
けど、街自体が独特の雰囲気を持つあまりにも素晴らしい街です。
そんなブダペストの街並み以外の大きな魅力が物価が安いことです。
ブダペスト物価が安い。「安すぎて困る!」ってほどではないけど、
宿も朝食付きで900円で泊まれることからも、物価の安さを想像して
いただけることだろう。
お金の事は気にせず、街を存分に楽しめる…これがブダペストの大きな
魅力だとボクは思っている。
しかし、この物価の安さというものは、ユーロを導入するなどして
EU(旧西側諸国)と関係を深めていくにつれインフレが起き、物価が高く
なっていくことだろう。そうすると、ボクの知っている、あの物価の
安いブダペストハンガリーは、もしかしたら無くなってしまうのかも
しれない。


ボクの大好きな国、ハンガリー。ボクは、EUに加盟することについても
ユーロを導入することについても、賛成でも反対でもないが、
あのボクの知っている…ボクに魅力された…ブダペストが変わっていくの
かもしれないと思うと、寂しさを覚えてしまうものである。