殻を破った先にあるものは

さっき(つまり深夜)、一昨日友人から誕生日プレゼントでもらった
パターゴルフで遊んでいたら、下で寝ていた母親が
「うるせー、静かにしろ」
と怒鳴り込んできた。何となく
「うるせー」
と返しておいたんだが、明らかにこんな時間にパターゴルフで
「コン、コン、コン」とひたすら音を出していた自分が悪いので、
止めておいた。そしてこうやって日記を書いている。


しかし、たいして書くことがないのだが(じゃあ書くなよ!という突っ込みは
許しません)、ちょっと気になった記事を見つけたので、そこから話を
膨らませて一つ書きます。


その記事とは((「こちら」)を参照)、秋葉原UDXに関する話。
これは、いま秋葉原の山の手線内で行われている都市開発の中で作られた
建物。大学に通うときにいっつも秋葉原を通るから、着々と開発されていく
秋葉原を見てきたが、そんな秋葉原開発の中でもボクはUDXがメインの建物
だと思っていた。それくらい立派な建物。NTT都市開発が作ってるのかな?
自信はありませんが。


UDXはビジネス関係の施設になって、企業が入居するものだと思っていた
けど、この記事を見ると、どうやらそれだけじゃないらしい。秋葉原らしく
アニメーション関係の立派な拠点が出来るそうだ。


以前に日記で「秋葉原は日本が誇るべき街だ」って書いた気がするけど、
その理由はあそこは日本独自の文化をきちんと発信している街だから。
その文化を敬遠している人は多いけど。


じゃあ、ボクはどうかというと、基本的には秋葉原擁護派。たぶん、秋葉原
好きな人にとっては、ボクなんかに擁護されたくないって思うだろうけど。


外野の人は、「ヴァーチャルの世界」とか「マニアの世界」ってだけで
敬遠していると思う。
昔まではボクもそうだったし。
だけど、じゃあその世界観を「何を以ってして否定するのか」って
考えると難しくなる。
「現実を見なよ」
って言う人は多そうだが、たぶんこれは説得力ゼロ。きっと多くの人が
現実と仮想の区別をつけてやっていると思う。ただ、その線引きが
外野の人と異なっているだけ。
何の根拠があって秋葉原の文化は否定されがちなのかは分からない。
その根拠なんて、形なんてない不確かなものでもろくも崩れる可能性は
いくらでもある。
だから、次の世代には、いまの秋葉原の文化がスタンダードになっている
かもしれない。


少し話が逸れたが、けっきょくは、いわゆる「アキバ系」を蔑んだ目で
見る人がけっこういるけど、それはおかしいんじゃないですか?ってこと。
人に迷惑をかけているわけじゃない。そして何より一生懸命になれることが
あるのって素晴らしい。夢中になっているときが人間は一番輝いている
はずだ。
だから、それにいちゃもんをつける余裕があるんだったら、自分の心配を
したほうが良い。ボクは、他人に迷惑をかけないのであれば基本的に
何でも容認するタイプの人。自分が積極的になってやれることが
あるのなら、それが人に迷惑をかけるものでなければ、こんなに素晴らしい
ことはないと思う。


話が、どんどん逸れて行ってしまった気がするが、ボクは秋葉原を応援
している。日本において遺産があるわけでもないのに、外国人を
ひきつけられる街は、秋葉原以外にあるのだろうか。


いや、言葉を間違えた。秋葉原は今までたくさんの人が築きあげてきた
無形の大切な遺産があるんですよね。これからも、その遺産をもっと
築き上げていって欲しい。そしていつか、それが日本人みんなの誇りになる
ことを願っている。