意識改革の必要性とその難しさ

今日、ビックカメラで買い物をしてきた。ビックカメラで買い物をすると、
お決まりの紙袋に入れてくれるわけだが、今日は雨がぱらついている
ということもあり、その紙袋の上にビニール袋をかぶせて渡してくれた。


一見、これは立派な顧客サービスに見えるけど、ボクはすごく疑問を感じた。


今日、ビックカメラにいるときに、館内放送で
「札幌店(不確か)が省エネで○○から表彰を受けました」
みたいなことを言っていた。


「なるほど〜、ビックカメラは環境対策にも前向きに取り組んでいるんですね」
と思いたいところだが、そこで前述のビニール袋だ。
これは明らかに資源の無駄遣い。ボクはビニールをかぶせてくれている
店員を見ながら
「あ〜あ〜、資源の無駄遣いだよ」
と思いながら見ていたけど、そこで
「ビニールはけっこうですよ」
と言えるほど器の大きな人間ではなかった。


ビックカメラが店舗の省エネに取り組んでいるのは知っている。省エネは
つまりは環境対策だろう。一方で、明らかに無駄遣いなビニール袋を使って
いた。雨が土砂降りの日ならまだしも、きょうは降っているのか降っていない
のかも分からないような感じである。


別に、これはビックカメラが悪いと言っているわけではない。ビックカメラ
こうするのは、ビニールをかぶせれば満足する消費者がいるからだ。
つまり、明らかな無駄遣いの原因は消費者にあるといえる。


クルマの排気ガスとか、電気の無駄遣いとかは、世の中の風潮やテレビの
CMの効果などで、だんだんと消費者は意識するようになってきている。
また、環境に対する意識も高まってきているだろう。
そのため、環境負荷の少ない(例えば燃費がいい、水の使用量が少ない
消費電力が少ない)製品は今後いっそう普及することだろう。


だけど、日本の消費者は、おそらくそんなハードの部分の環境対策には
熱心でも、自分の意識の部分ではそれほど環境対策に熱心になっていない
と思える。
ボク自身も電気を限りなく無駄遣いするほうだ。そんな環境に悪いことを
しておきながら、この日記でこんなえらそうなことを言っている。


つまりは、こんなボクやビックカメラの例からも分かるように、
おそらく日本人は表面上では「環境保護環境保護」と言っているが、
心の底からは思っていないことだろう。
ボクを含め、この意識が改まらない限りは、明るい未来なんてないのかも
しれない。