当たり前の幸せ

ウルルの頂上から望む

やっと時間ができたので、岡本真夜
ニューアルバムをゆっくり聞いてみた。
いや〜、良いですね。6曲入っているの
ですが、5曲はすごい好きです。
残りの1曲はどうなんだって?いや〜、イントロを聴いた瞬間
スイングガールズかと思いました(汗) 岡本真夜は常々アルバムには
必ずイメージを裏切るの1曲を入れているみたいなことを言っていましたが、
たぶんこの曲がそう。タイトルはdancing of moon-light。
ジャズですね。ジャズ自体はそれなりに聞きますが、ボクの心を捉える
ジャズではなかったようです。


ところで、その他のボクが気に入った5曲の中でも特に良いとおもったのが
「君に帰ろう」という曲と「手紙」という曲。


「君に帰ろう」の歌詞の一部を抜粋すると


〝誕生日でも 記念日でもない今日に 乾杯しよう 12時回っても
たわいのない話を 語り合おう〟
〝いつでも いつでも 笑い合っていたいあの日のように このまま このまま
変わらない君でいて 変える場所はひとつだけ〟
〝何度も 何度も 君の名を呼ぶだろうこれからもずっと ふたりで ふたりで
夢の続きを見よう 夕日 背中に 家に帰ろう いつの日にも 君へ帰ろう〟


「手紙」の歌詞は


〝平凡でも ただ穏やかに 過ぎていく毎日を 愛しいと思えるのは
そばにいてくれるから〟
"永遠なんて ないけど 明日も あさってもずっと ふたり一緒にいれたなら
こんな幸せないと思うの〟
"あたりまえの優しさに 慣れてしまわないように 
失ってから気付かないように〟


って感じ。なんか、どちらの歌もあたり前の幸せを歌っている感じの歌。
いいなあ〜って思う。


きっと、人生って普通のことや当たり前のことが一番大切だし幸せ。だけど、
当たり前が幸せだってなかなか気付かないから、どうしてもそれを
おろそかにして違うことを求めてしまい、当たり前のことを失ってから
その大切さに気付くことってあると思う。ボクも今までそんな経験は
何度かあった。


別に、それはボクに責任があってそういう風になったというわけではなくて、
どちらかといえば不可抗力であたり前だったことが失われてしまった
みたいな…
例えば、部活を引退するとき。
それまでは、部活を毎日やって、部員のやつらとは毎日顔を合わすのが
当たり前だったけど、最後の試合に負けて、如何にそれが自分にとって大切
だったかが分かる。もし、自分にとって毎日の部活が「あたり前」では
なくて、部活を引退した後に感じた「あたり前の生活が大切だった」と
いうことに部活をやっている最中に気付いていたらどれだけ変わった
だろうと思うことはある。


当たり前のことに気付くって難しい。失ってから気付いて、しかももう戻らない
ことだってある。
できるだけそんな経験は少なくしたいものだから、あたり前の幸せに気付ける
ようなしっかりした人間になりたいと思う。