白夜行第3話について考えてみる

親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ
候はず。そのゆゑは、一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり。
いづれいづれも、この順次生に仏に成りてたすけ候ふべきなり。
わがちからにてはげむ善にても候はばこそ、念仏を回向して父母を
もたすけ候はめ。ただ自力をすてて、いそぎ浄土のさとりをひらきなば、
六道・四生のあひだ、いづれ業苦にしづめりとも、神通方便をもつて、
まづ有縁を度すべきなりと云々。


白夜行で、雪穂が藤村都子を自宅に送ったときに、笹垣刑事と遭遇した際、
笹垣刑事が雪穂を見送りながら言った言葉です。その時は
親鸞は父母の供養のため、一返にても念仏候はず」
と言っていた気がしますが、原文は上記のようになっています。


ただ、ボクにはさっぱり意味が分からないので、意訳をしてネットで
公開されているものを参考に、最後の結論っぽいところだけ解釈すると


ただただ自力に捉われた心を捨てて、速やかに浄土に往生して仏の悟りを
開いたならば、迷いの世界である六道や四生のなかで、どの様な悪業に
よる苦しみを受けている人々でも、仏の自在な働きによって、色々と
ご縁のある人々を救うことが出来るのである


ということみたいです。
では、なんであの時あの場面で笹垣は雪穂に対してこんなことを言ったので
しょうか。当然、雪穂の両親が死んでいる(特に母親は雪穂が殺した)
ことに関係しているとは思うんですが…


実は、こんなテーマを出しておきながら、ボク全く理由が分かってません(汗)
ってことで、分かったらまた書きたいと思います。なんかすごく難しそうです。


あとは、雪穂の教会でのセリフ
「神の前にはみな平等」
「信ずるものは救われる」
「求めよ、さらば得られん」
の真相がとても気になります。


白夜行って、なんて深いドラマなんでしょ(笑) 何とか旅行に行く前までには
解決したいなぁ〜。そしたら来週の第4話で、再びかなり深そうな話題が
出てきたりして…


それにしても、ドイツポストから郵便物が届きません。だんだんイライラして
きました。ドイツが嫌いになりそうです。