10年後の8月また出会えるのを信じて

パルテノン神殿(アテネ)

「疲れたので寝る」
と言っておきながら、旅行期間中に
みられなかった白夜行を見てしまいました。
でも、さすがに女王の教室スペシャルを
見るほどの体力はなさそうだった
ので、明日見ることとします。


白夜行は最高っすね(笑)
ボクが今まで見たドラマの中でもNo.2か3かと…
単なるミステリーじゃなくて、その奥に色々と人間の情が描き出されて
いる所に心を打たれます。
第3話くらいまでは宗教的に考えていましたが、深く考えてもとても面白い
ドラマだと思いますし(暇ができたら第4話以降も深く考えようかと)。
旅行中に見られなかった第9話と10話を見ましたが、この2つの回では
亮司と雪穂を温かく見守っている人についてすごく描かれていたことに
心を打たれました。亮司の母親しかり、雪穂の2番目の母親しかり、
図書館の叔母さんしかり。
本人達は「いまは、本当の太陽の下を歩くことはできない」って
思っているようですが、そんな2人をしっかり見守ってくれる人がいる
んだと…
特に、ボクはこのドラマでは亮司の母親に心を打たれています。
一見、とても冷酷そうだけど、亮司への罪を感じていて、亮司を必死に
守ろうとする… まぁ、自殺しちゃいましたけど↓ でも、これも
おそらく亮司を守るためですもんね。
きっと、生きていたら、亮司のことをこれ以上自分の中に抱え込むのが
辛くなってしまって回りに打ち明けそうになってしまうから(というか
半分打ち明けてたけど…)死んでしまおうと…


とにかく、白夜行は最高でした。


ところで、タイトルの「10年後の8月また出会えるのを信じて」
これは、ZONEの中で一番ヒットしたシングルsecret base
〜君がくれたもの〜の歌詞の一部です。
昨日まで行っていた旅行の最終日に友人が替え歌チックに口ずさんで
「この歌切ねぇ」なんて言っていたので、ちょっと取り上げてみました。


替え歌にすると


君と春の終わり 将来の夢 大きな希望忘れない 10年後の8月
また出会えるの信じて 最高の思い出を


……


突然の転勤で どうしようもなく 手紙書くよ 電話もするよ
忘れないでね ボクのことを いつまでも二人の基地の中


ってな感じなんですけど、まぁ就職を控えてさすがにこの時期は
ちょっと感傷的になっちゃいますね。
もちろん、中学や高校を卒業するときも多少は感傷的にはなりましたけど、
「卒業しても会おうと思えば比較的傷害なく会える」って感じですから、
そこまでセンチメンタルな感じにはなりませんでしたけど、社会人になる
というのはちょっと別な感じがしましてね…


これからは本当に会える機会が少なくなりますからね。
今まであたり前のように友人に会って、飲んだり会話していたりしていた
ことが、これからは困難になってくるわけですから…


正直、春休みはほとんど海外にいたので、まだ卒業の実感とか、
卒業後のこととかをゆっくり考える時間がなかったので、感傷的な気分に
なってくるのはこれからかもしれませんが、人生な大きな一区切りの時。
なんとなく迎えちゃうんじゃなくて、味わうって言ったら変な表現に
なっちゃうかもしれないけど、しっかり考えながら自分なりにきちんと
迎えたいなと思う。