スマトラ沖地震から1年

ですね。
最初に伝えられた被害状況が、時間を追うごとにドンドン酷くなっていた印象
があります。ここは新潟中越地震にも共通しているところですね。


だから、最初は「あ〜、大きな地震があったんだ〜」ぐらいしか思って
いなかった。それが、最終的には死者が23万人ですか…しかもこの数字も
確かではないんですよね?インドネシアでは今もなお6万5000人がテント
生活を送っているとか。


ボクはこの地震で心を痛めた。すごく悲しかった。多くの人もボクと同じ
気持ちになったかもしれません。
ボクはいつも思っていることがある。それは
「人間は基本的には自分の利権しか考えない生き物だ」
である。だから、基本的に他の人のことなんてどうでもいい。
「自分さえ良ければ」
って感じである。このことに対して綺麗事を並べて反論してくる人はたくさん
いると思うが、本当にそうなのかな?自分に余裕があるときはもちろん他の
事に気を回せるけど、自分が追い詰められたらどうなるのかな?深層心理では
やはり自分中心ではないのかなと思っている。


ところで、このスマトラ沖地震は本当に悲しかった。被災した人たちの将来は
どうなってしまうんだろうって思うと悲しくてしょうがなかった。
自分には直接関係ないことなのにそういう風に思った。
そして、その時思った。
「今の気持ちは綺麗事じゃないな」
って。だって、本当に悲しかったから。


自分中心だけど、その中でどれだけ回りのことを周りの立場で考えられる
余裕のある人間であるか。きっと、それだけで十分だし、それが常にできる
人間がいたとしたら、それは人間として偉大な人なんだろうと思う。