発想を変えるのって難しい

最近の株ブームが分からん。にわか個人投資家が増えているのがよく分か
らん。
ボクは「にわか投資家はリスクをちゃんと理解していない」っていうのが
ボクの実感。


でも、たぶんボクの考えの方がおかしいんだろう。日経平均株価はこのところ
異常な勢いで上昇を続けているから、常識的に考えてこの波に乗らない手は
ないはず。利子が全くつかないに等しい銀行に預けているくらいなら、手持ちの
資金の2〜3割程度は株投資に回すのは好判断なんだろう。今の上昇基調
ならどこの株を買っても、大損することはないだろう。


だけど、ボクはそんな考えになれない。ボクは株自体は中学生の頃から注目
してきた。中学生が日経新聞の株価欄を読んでいる…まぁへんな光景では
あるがボクはそんな中学生だった。
ボクが中学生の時代…それは株価がどんどん下がっていっている時代。そして
日経平均株価が1万円以下というどうしようもない時代を経て、ボクが
大学生になってから、とりわけりそな銀行への2兆円の公的資金注入が
決まってから株価は上昇基調に転じた感じである。
そのせいか、ボクにはどうしても「株価は基本的に上がらないもので、
その中で将来業績が上がりそうな業種を探し、そこに投資しなければ
ならない」
って考えてしまう。
どうもネガティブ志向というか…


だから、これだけ急ピッチで上昇しているときに投資することに違和感を感じて
しょうがないのである。この考えを変えて強気に投資できたのならば、今の
ご時世だと儲けることができるのかもしれないけど…
頭では分かっているけど、深層心理の部分でそれができない…みたいな。
なかなか考えを変えるっていうのは難しいですね。