どうやってエネルギーを確保するの?

シドニーのビル群(オーストラリア)

最近車を運転していなかったから
気付かなかったけど、家の近くのガソリン
スタンドのレギュラーガソリンが
1リットル132円になっていた。
1ヶ月ちょっと前は123円くらいだった気がするだけに、
上昇ぶりにちょっと焦る。まあ、WTIで1バレル70ドルを突破しただのの
ニュースは知っていたから、あまりビックリはしなかったけど。


ガソリンに限らず、現在たくさんの資源の価格が高騰している。
銅の価格の上昇なんかは特に著しいらしい。
昨日大手商社の決算が出揃ったらしいが、三菱商事なんて
資源エネルギー部門の純利益だけで2100億円にも上っている。
三井物産も資源エネルギー部門だけで約1000億円の純利益を稼いでいる。
まあ、このトップ2商社に限らず、大手商社はエネルギー価格の
高騰により、かなりの利益を稼いでいる様子で…


アメリカのエクソンモービルなんかも、たしか今年の1−3月期だけで
1兆円近い利益を出したそうで…(これはうろ覚えの記憶だから確かじゃない
かも…)。アメリカで儲けすぎ批判が出ているだの、出ていないだの…


まあ、こうやって資源エネルギー価格の高騰の恩恵を受けている
会社がある一方で、その価格上昇をなかなか価格に転嫁できずに
困っている企業もあるわけで…


まあ、別に企業がエネルギー価格の高騰で得してるだの困っているだのの
話をしたかったわけではなくて、話したかったのは世界的に
「エネルギーをどうやって確保していくか」を再認識する時期に
きているかもしれないってこと。
石油の可採年数が40年だのとかは昔から言われているけど(ついでに
昔から40年のままで変わっていなかったり…)、エネルギーの
確保はあまり問題になっていなかった気がする。
だけど、こうやって中国やインドなどが台頭してくればエネルギー
需要は大幅に増すし、石油は政情が不安定な国が多い中東に偏っているし、
エネルギーを如何にして確保していくかってのが肝心になるかも。
エネルギーがないと何も出来ないしね。
車も動かないし、電車も動かないし、そもそも電気も作れなくなるし。


人間のエネルギーについても一緒。つまり食糧をどうやって確保するか
ってこと。食糧をどうやって確保するかってのは大学4年の時に一年
かけてやったけど、将来は明るくはない気がする。
環境や経済の変化などによる耕作地減少などにより食糧の生産高の大幅な
増加は望みにくいと思うが、人口は大幅に増加することが予想されて
いる。
さあ、ではどうやってその人口の食糧を確保していくんでしょう…。


穀物輸出国はまだいいかもしれないけど、穀物(つまりはエネルギーに
なりうる食物)自給率が28%(つまり約7割は輸入に頼っている)である
日本はどうすればいいんでしょうか?


少し前にロシアがウクライナへのガス供給を停止した際に
「エネルギーを利用して政治への圧力をかけるのはよくない」
なんて論調も起きましたが、今後エネルギーや食糧を利用して圧力を
かける場面は増えていくと思っています。
資源エネルギーや食糧が政治交渉の場面でとても重要なツールに
なってくるかもしれない…


考えれば考えるほど不安になってくるから、あんまり考えたくないけど、
どうやってエネルギーを確保していくのかは真剣に考えないと
いけないと思う。
でもまあ、ボクは頭が悪いしそんな力もないんで何も出来ないから、
頭がいいお偉いさんたち、頑張ってください(笑)